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BPⅠとかBPⅡ

躁うつ病は気分障害といわれて
感情 emotion より基底にある mood の swing なのだとか言われるのであるが
怪しい
政治である

躁状態+うつ状態ならばBPⅠ
軽躁状態+うつ状態ならばBPⅡ
と定義すると、ずーーっと前から言われていて
最近その説に飛びつくようになっている
それも政治である

もちろん
躁状態と軽躁状態と正常が量子力学みたいに
飛び飛びにあるのではなくて
『連続』していて『スペクトラム』を形成しているとの説に発展するのだけれど
何をどうやって区切るのか
自分には分かると乱暴に宣言すれば
それはそれで成立するもののようで
エビデンスも付いてきてspinも見分けにくい

3年前のは躁状態で今回のは軽躁状態で
その間にDSMでいう大うつ状態があったという例などいくらでもあるので
経過診断に頼る限りは
ドイツ精神医学・クレペリンの昔の話の蒸し返しになるはずだ

ーー
抗うつ剤を使わないようにしようというのも昔からある話で新しい話ではない
使わないほうがいい人は昔からいた
どんな人か?というのは時代・環境との関係もあるので変化がある

ラピッド・サイクラーの話も昔からある話で最近始まったものでもない

どれも解決されていない問題なので蒸し返して
新しい衣装で登場させている
中身としては充分すぎるほどの古いもの

躁うつ混合状態も昔からある議論で
いろんな理屈が出ている

個人的には混合するのが当然なので
その点は理論的には超えられたと思っている

ーー
循環型と崩壊型の経過病型を分類(クレペリン)して放棄、
現在症を分類整理して構築(DSM)するが放棄しかけて
時間が経つとまた経過分類に回帰するかもしれないという具合に
メタ循環しているわけだ

メタ崩壊していないように願うばかりだ

ーー
自然科学として前進しているというよりは
論文屋が仕事のネタを展開しているだけだし
そこに薬屋の事情が入り込んでもいる

その部分を構造的に割り引いて正味の進展を考えるのがよいだろう


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