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マインドフルネス瞑想

マインドフルネス瞑想、マインドフルネス・ストレス低減法

「いま、ここでの経験に、評価や判断を加えることなく、能動的な注意を向けること」

認知行動療法では、ネガティブな認知、不適切な認知をまず発見し、それを修正するように試みる。
別の考え方や感じ方はできないかコラムに書いて探ったりする。

マインドフルネス瞑想では、ネガティブな認知を直接問題にしない。

それは雑念として浮かび、雑念として去る。

自分の呼吸に注意を向ける、あるいは手のひらに乗せたレーズンに能動的な注意を向ける
そのとき雑念は浮かんで消える
その雑念を抑制もしないし反省もしないそれ以上は深追いせずに流れるにまかせる
相変わらず一定の注意を呼吸に集中している

ネガティブな想念、つまり雑念に対して、距離を取る、または脱中心化する。

マインドフルネス瞑想で練習しておけば、強いネガティブな想念の場合でも
距離を取り、浮かんでは消える様子を眺めて、自分は影響されないでいることができる。

ーーー
たとえば時計の秒針を見つめている
心には想念が浮かび流れ消える

その全体を自分は体験する
あるがままに受け止め
否定しない、こだわらない、深追いしない

流れに浮かぶうたかたは
かつ消えかつむすびて、久しくとどまりたるためしなし・方丈記

意識のスクリーンに浮かぶ想念は
現れては消え消えては現れる
とどまることなく流れてゆく

ーーー
考えてみれば思考はロールシャッハのようなものだろう
インクのシミに相当する脳の中の雑音が刺激になり
想念が発生する

本来それは偶然でしかないので流れ去る

ところが心の働きで、その雑念にこだわり、雑念を保持してしまう

それは偶然の雑音以上のものとなり
あなたを苦しめる

ーーー
呼吸に注意を集中しつつ
流れて消える雑念にも半ばの注意を割り振り
一部始終を見届ける

そのように注意を分割しつつ集中する

このようにしてネガティブな雑念に
対して積極的な注意を向けつつ、こだわらず、支配されない






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