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顔を床から30cm以上離す事

 災害時の避難所では簡易ベッドの導入が望ましいとされています。その理由として、

(1)「簡易ベッドの導入がエコノミークラス症候群の発生を減らす」
 1940年のロンドン空襲で地下鉄構内に避難した市民から肺血栓塞栓症による死亡が前年同期の6倍と多発したため、ロンドン市が簡易ベッドを導入したところ発症数が減少した。(Simpson K. Shelter deaths from pulmonary embolism. Lancet. 1940;ii:744.)

(2)「避難所では呼吸器障害を避けるため、顔を床から30cm以上離す事が推奨される」
 寝ている横を人が歩くため、そのたびに粉塵が巻き上げられ吸引してしまいます。特に津波の後では乾いた泥から細かい粉塵が巻き上がります。避難所では咳症状が増えています。

(3)「ベッドに寝る事で、体温の低下や衰弱の予防、褥創予防が期待できる」

段ボール製の簡易ベッドを規格化し、日本中どこの工場でも作れるようにしよう
と検討されている


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