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普天間移設 V字滑走路案に一本化

在日米軍再編:普天間移設 V字滑走路案に一本化 政府、自公時代に回帰

 政府は29日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として、同県名護市辺野古に造る代替施設の滑走路について、滑走路2本の「V字形」とする方針を固めた。6月の首相訪米前に開く外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で決定する。ただ、沖縄県の仲井真弘多知事は「県外移設」を求めており、実現の見通しのない見切り発車となる。

 北沢俊美防衛相は7日に沖縄県を訪れ、仲井真氏と会談する。公式にはV字案を表明しないが、非公式な形で日本政府の方針を伝えることを検討しており、沖縄の反発は必至だ。

 普天間移設をめぐっては、鳩山由紀夫前首相が「県外、国外移設」を掲げながら迷走。結局、昨年5月の日米合意で、自公政権と同じ名護市辺野古に代替施設を建設することになり、位置や工法を次回の2プラス2までに確認することになっていた。昨年8月に出した日米専門家協議の報告書では、2本の「V字案」と1本の「I字案」の両論を併記した。

 V字案は着陸と離陸の際に海上を飛行し集落上空を避ける案で、自公政権時代の06年に日米で合意した。米政府は一貫してV字案を強く要求。日本政府内でもI字案は「民主党政権の独自性を出すための案」(防衛省幹部)として、支持する声はほとんどなかった。

 騒音軽減のため、環境影響評価(アセスメント)をやり直す必要がない範囲で、数十メートル沖合にずらし、沖縄側の理解を求める案も浮上している。【坂口裕彦】毎日新聞

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固めた

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